医療コラム

心と体のトータルケアを目指して

緑が多くおだやかな雰囲気のある練馬区大泉の一角に、メグ・マグノリアクリニックはある。娘さんがデザインしたという可愛らしいうさぎのキャラクターが目印の扉を入ると、「待ち時間もリラックスできるように。」そんな田中医師の想いを元に設計された開放感溢れる待合室が広がる。吹き抜けの高い天井、広々とした待合室にはオレンジ色のソファがゆったりと並べてあり、コテージの広間にいるようだ。内科・心療内科をもつ同クリニックには、心のケア、体のケア、またはその両方を求めて老若男女問わず患者さんが訪れる。

患者さんの話をゆっくり聞く

「勤務医の頃、『心療内科は一人に対する診療時間が長いわりに採算が取れない。』と言われることが多かったのですが、ならば患者さんの話をゆっくり聞くことのできるクリニックを作ろう。と思い、開院を決意しました。」と、田中医師は言う。「体の症状であっても、内科的な治療だけでは不十分な場合もあります。患者さんの話をゆっくり聞くことで不調の原因がわかることもありますし、話しているうちに症状が良くなっていったという方もいらっしゃいますよ。」と、ほほ笑む。穏やかな口調と優しい笑顔が特徴の田中医師のもとには子供から100歳近い方まで幅広い年代の患者さんが通い、勤務医時代からずっと診ている方も少なくないという。


毎週月曜日に行われるリフレクソロジー

診療科目以外の様々な取り組み

同院では、毎週月曜日に専門の資格を持った看護師による「リフレクソロジー」の施術を行っている。リフレクソロジーとは足や手、頭などにある体の各所に対応した部分をやさしく刺激することで心身のストレスを軽減し、心と体の調子を整える健康法のひとつである。その他、木曜日には専門のセラピストによるホットストーンを用いたマッサージも行っている。体を温めながら筋肉をほぐすことで高いリラックス効果を得ることができ、患者さんにも好評だという。「心療内科に通われている方って、体がガチガチに凝り固まっている人がとても多いんです。施術を受けて頂いた後は筋肉の緊張がほぐれて楽になるだけでなく、薬も効きやすくなっている印象がありますね。」と、田中医師は語る。元々は知り合いのセラピストからクリニックでやってみないかと声をかけられたことから始まり、今では施術だけを受けに訪れる方もいるという。「首や肩の筋肉が硬くなっていると自律神経にも影響し、吐き気や頭痛などの症状が現れることもあります。『マッサージがいいですよ。』と言っても、自分ではうまくできない。どこで受ければいいかわからない。という方にとても好評ですね。」

気軽な気持ちで来てほしい

クリニックには患者さんが来院しやすい様々な工夫が施されている。バリアフリーが施された入口や内装。待合室の中には子供用のおもちゃや絵本も置いてあり、小さな子ども連れの方でも気兼ねなく訪れるようになっている。その他にもクリニックの公式ホームページとは別に心療内科での治療について説明したWEBページやメールでの無料カウンセリングも行っている。「話に来てくれるだけでも。」そう話す田中医師の元に、安らぎを求めて来院する患者さんも多いのではないだろうか。

田中恵文 先生

日本大学医学部卒業。日本大学板橋病院血液内科、心療内科勤務後、辻クリニック勤務を経て2013年メグ・マグノリアクリニック開院。
メグ・マグノリアクリニック
東京都練馬区大泉町1-54-15
電話 03-5947-6260
HP  http://www.m-magnolia.jp/

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